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5.62020
「チーム接客向上ゼミ」改訂版を公開します。
みなさん、こんにちは
緊急事態宣言発動から約1ヶ月経過しました。
当初は本日までが期日でしたが
5月末までの延期となりました。
状況を鑑みて解除に向かう様子です。
もう少しの間「外出自粛」して感染拡大を阻止しましょう。
地域によっては休業要請が解かれる様子です。
営業再開となるスタッフのみなさまは
「笑顔」
の接客でお客様に楽しんでいただきましょう!
引き続き休業の方は
スキルアップして営業再開に臨みましょう!
営業再開に際して様々な準備が必要です。
以下をご確認くださいませ。
“コンディション(体調)CHK“
- スタッフの体調は大丈夫ですか?
- マスクやアルコールは準備できていますか?
“クリンリネス(清掃)”
- 休業中にたまったほこりの除去
- 特に棚の清掃は念入りにしましょう。
“DP変更(修正)”
休業前とは気候が変わっています。
ボディーの着装商材の変更も必要です。
これ以外にも
レイアウトの修正
マークダウン(状況によって)の準備
などと色々と対応に追われそうです。
こんな状況下ですから、
「チーム接客」についてをお話ししたいと思います。
過去に、繊研新聞社の「Sapli」に寄稿しました
「チーム接客向上ゼミ」
加筆修正いたしました。
以下、第一話です。
ご一読くださいませ。
ここ数年、お得意様=「顧客」創りは、
「スタッフ個人につく」
という考え方から、
「店・ブランドのファン」になっていただく、という発想に変化しています。
チームでの接客は顧客との関係をさらに発展させ、
店のファンであるとともに、
- チームのファン
- スタッフ全員のファン
- 店・ブランドのファン
になっていただくことを目標としています。
スタッフ同士でのコミュニケーション連携を図ることで、
お客様の情報を共有しお客様毎に接客を実現します。
これにより他とは差別化されたサービスをお客様に提供出来るのです。
このコラムは
「チーム接客向上」についてお話ししていきます。
お客様が買い物したい環境ですか?
以前、買い物に行った際に以下のような状態に遭遇しました。
私が入店したお店の店頭状況は、
お客様3組とスタッフが2名でした。
ベテラン(中堅)らしきスタッフがお客様1名を接客中
少し若手のスタッフはレジ横で検品中
(パッキンとにらめっこ状態)
このような状況です。
カップルのお客様が、
気に入った商品が見つかり試着したい様子です。
商品を体にあてて会話をしていました。
そのカップルの様子に対して
スタッフの行動を見ると…
ベテラン:気づきながらももどかしそうに接客中…
若手:検品に集中してお客様のサインに全く気付かず…
結果的には、
試着したそうだったお客様は
商品を鏡に当てて二人で会話したのち
商品を戻して店を出て行かれました。
購買意欲があるお客様を
放置してしまい
手ぶらで帰らしてしまいました。
残念!!
みなさんのお店でこのようなことは起きていないでしょうか?
恐らく、検品中のスタッフは
作業中に「顔を上げる」という事が出来なかったのです。
意識がお客様ではなく
作業を終わらせる事に向いていたのではないでしょうか?
チーム接客ができる店であれば、
以下の応対が出来るはずです。
Action1
【PRIORITY!】(優先順位)
カスタマーファースト(お客様優先)
- 「お客様サポート最優先」
- 「入店したお客様へのあいさつ」
チーム全体でお客様をお迎えする意識を高めることが、
チーム接客のスタートです。
業務優先ではなく
「接客」最優先を意識しましょう。
Action2
【AWAKE!】(気づく)
お客様の行動に注意する
- 「検品中5秒に1回は顔を上げる」
- 「1作業ごとに顔を上げる」
この意識が出来ていれば、
お客様の入店に気づき、
作業をやめて接客態勢に移ることが出来るのではないでしょうか?
Action3
【WATCHING!】(気にしながら…)
店舗全体を「気」にする
- 「一客に集中しすぎない」
- 「状況把握に努める」
ベテランスタッフがこれを意識して、
他のお客様の行動
若手スタッフの行動
これらを気にかけることが出来れば
若手スタッフに声をかけて
お客様のサインに気付くように促せるのではないでしょうか?
店頭には様々なお客様がいらっしゃいます。
1対1の接客はもちろん大事ですが
全てのお客様が買い物を楽しめる環境を作る。
そのために
「お客様に気づく」
ということを見直しして見ませんか?
今までにない発見があるかもしれませんよ!
次回は自店舗のサービス課題に気づくということについてお話します。