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民藝探訪 日本遺産「かさましこ」

2024年11月21日

11月中旬を過ぎてようやく気温が下がりました。

秋を感じることが少ないまま急に冬の到来を感じます。

ファッションビジネスにおいては、ようやくアウター(重衣料)が動き始めて

少し安心感も出るのではないでしょうか?

今年の冬はエルニーニョ現象の影響で寒くなると言われておりますが、

それまで冬物を値引き(セール)せずに辛抱できるかが心配です。

セールをすると売上は確保できますが、利益が減りますので体力は削られてしまいます。

健全な運営をするためには、MDの修正などが必要かと思います。

気候変動に対応しなければいけないのはファッションビジネスも同様です。


 

ライフスタイルを考える

今回はライフスタイルにおいて私の興味がある民藝について記します。

ファッションにおいてもライフスタイルにおいても定番品を好む私です。

我が家のリビングとダイニングはノルディック(北欧)テイストでまとめております。

先日、ウェグナーのCH24をようやく手にしました。

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インテリアに興味を持った20数年前から欲しかったアイテム。

出会いと機会に感謝です。

我が家のリビング

少しずつ自分のイメージするものに近づいております。


ミニマルな生活品といえば日本には民藝品があります。

日本の生活で日常で使うものをクローズアップするものだと私は考えます。

 

民藝は柳宗悦氏が提唱しました。

今回は柳宗悦氏と共に行動した濱田庄司氏が活躍した益子を訪問しました。

益子と近しい笠間を訪れた後につくば市を散策してきました。

日本遺産ポータルサイトによると

陶芸の町として有名な茨城県笠間市と栃木県益子町、

こちらの地域を統合して「かさましこ」とネーミングしているそうです。

まずは栃木県の益子から。

益子陶芸美術館を基点として濱田庄司邸跡や登り窯や共販センターなどがあります。

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濱田庄司邸

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濱田庄司邸の竈門

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陶芸メッセ・益子の登り窯

残念ながら美術館は時間の都合で見学できませんでした。

共販センターという場所で数名の作家さんの焼き物を見ることができました。

個性あるものがいくつかありましたが、欲しいと思うものはありませんでした。


その後、車で30分程度峠道を走り茨城県笠間市へ移動しました。

笠間芸術の森公園に到着して公園のキレイさとその規模におどろきました。

公園内には茨城県陶芸美術館が併設されています。

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また、茨城県立笠間陶芸大学校があります。

陶芸専門の大学まであることにはびっくりしました。

茨城県がここまで陶芸を推奨しているとは知りませんでした。

美術館のミュージアムショップ(ここも時間の都合で美術館は見学できず)

工芸の丘のクラフトショップにて作家の作品を見学しました。

その後、笠間焼窯元共販センターに立ち寄りました。

こちらで、みつけた陶器(鉢)を購入しました。

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今回の訪問で訪問で兄弟窯といわれる

笠間と益子の違いを感じました。

webなどで言われている情報は、

笠間焼は素朴で温かみのある作品が多い
益子焼はモダンで洗練された作品が多い

という意見が多くあがっています。

私見ですが、

笠間焼がベーシック、益子焼は自由、というイメージです。

益子焼はアーティストの個性が出ているように感じます。

総体的にみると

焼き物としては「笠間」

作家さんの個性が強く出ている食器としては「益子」

という分け方になるのではないでしょうか?

この区分けからすると「民藝」という区分では「益子」

という括りになるかもしれません。

私は、シンプルなものを好みますので、「笠間」のものが良いと思いました。

近いながらも違うものと思っていた産地。

兄弟産地であったことを知り見比べましたが少しずつテイストが違うアイテム。

日用品、実用品としての「民藝」の奥深さを考えることが出来た旅でした。

今後も知識を深める産地訪問をしたいと思います。

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