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コミュニケーションツールの変化を感じる時間

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新年度もスタートしましたが、
みなさまどのようにお過ごしでしょうか?

弊社はこの時期(3月末-4月初旬)には

  • 新入社員研修
  • 昇格研修

など研修の実施が続きます。

新年度ということで講師を受託する

専門学校の

  • 講師会議
  • オリエンテーション
  • シラバス作成

講義の準備に追われます。

まさに繁忙期であります。

 

そのバタバタ期間が落ち着いた頃に

美術館に行ってまいりました。

行き先は…

練馬区立美術館

地元練馬にある美術館です。

 

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美術館のそばの公園には

これらのカラフルな動物のオブジェがありました。

 

さて、今回の来館の目的は

これです ↓

 

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練馬区独立70周年記念展
「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」

そうです、レイモン・サヴィニャックの展覧会を観に来たのです。

 

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私もパネルで撮影してしましました(笑)
(決して怒っている顔ではありません)

今回の展示は

過去最大級規模の国内展示だそうです。

練馬区立美術館での開催(4/15終了)後、

  • 宇都宮美術館
  • 三重県立美術館
  • 兵庫県立美術館
  • 広島県立美術館

の4館を巡回するそうです。

ところで、みなさんはレイモン・サヴィニャックをご存知ですか?

ポスターを見たら

「これ見たことある!」

というくらい有名なポスターを多く手がけています。

パリ出身のアーティストで

41歳にして

「牛乳石鹸・モンサヴォン」

のポスターで一躍有名になった

遅咲きのポスター作家です。

2002年に亡くなるまで

20世紀中にたくさんの作品を世に出しています。

手がけた企業の中でも

  • AIR FRANCE
  • BIC
  • CITROEN
  • DUNLOP

これらの作品はポスターやポストカードでよく見かけます。

日本の企業も手がけており

  • 森永チョコレート
  • サントリー
  • としまえん

等のポスターを制作しています。

 

彼のポスターは

「ただの広告」

ではなく見る人をハッピーな気分にさせてくれます。

  • 色使い
  • 登場する動物
  • 人物の表情

まさに、フランスのエスプリを感じます。

同時に温かみを感じさせてくれます。

 

今回の展示、過去最大級というものの

他の有名なポスターで見れないものもありました。

いささか残念ではありますが、

としまえんのカードも購入でき満足です。

 

21世紀に入りコミュニケーション(広告)ツールが多様化しました。

デジタルデバイスが増え

これまでTVが圧倒的優位であったのが

  • インターネット
  • SNS

といった手法になっています。

マス(大衆)を相手にした広告だけでなく

パーソナル(個人)に向けた広告も増えています。

検索連動型の広告などがこれに当たります。

マーケティング3.0などという言葉も10年近く前から耳にします。

プロダクトアウトからマーケットインへと消費が移る中で

いかに効率よくコミュニケーション(広告)するか?

といったことを企業は考えます。

また、技術の進化で

  • 「3Dプリンター」(立体物作成)
  • 「VR」(バーチャルリアリティ/仮想現実)
  • 「4D」(立体+時間の流れ)

などが個人で体現できるようになっています。

50年前とはコミュニケーションツールが明らかに進化しているのです。
(バックトゥーザフューチャーやドラえもんの道具にはおよびませんが)
そんな時代だからこそ

20世紀のコミュニケーション(広告)手法ともいえる

ポスター(リトグラフ)

これにメッセージを託した

サビニャック の作品を改めて観ると

メッセージの受け手を意識していることを強く感じます。

人間のコミュニケーション要素の半分をしめると言われる

「視覚」

という感覚に訴えかけることの重要性を認識しているものです。

「動画」

ではなく

「静止画」

だからこそ伝わる温もりを作品から感じたのだと思います。

人間の手だからこそ作り出せること、

手の温もり

これを改めて見ることができました。

ファストファッションも良いですが

職人のファット ア マーノ(手作り)これも良いものです。

昔の作品にふれて今を見返す、

まさに温故知新の機会が作れました。

 

サビニャック展、全国にて楽しめます。

ご興味ある方はぜひご覧くださいませ。

それ以外でも、アートに触れてみてはいかがでしょうか?

森下

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